深夜、隣で寝ている彼女や奥さんの寝顔を見ながら、「自分の本当の性癖を言えたら、もっと深く分かり合えるのかな……」なんて考えてしまうこと、ありませんか?
ぶっちゃけ、その気持ちめちゃくちゃ分かります。ていうか、数年前の私なんて、まさにその葛藤で毎晩のようにスマホで「NTR 彼女 打ち明け方」って検索してましたから(笑)。
自分の本当の姿を知ってほしい。でも、「キモい」「無理」とドン引きされて、今の関係が終わってしまうのは絶対に嫌だ。……このジレンマ、本当にしんどいですよね。
実は私、過去に「隠し事ゼロのカップルこそ至高!」という謎の思い込みで、自分の脳内ファンタジーをそのまま彼女にぶつけ、ガチで泣かれた(そしてしばらく口をきいてもらえなかった)黒歴史があります。今思い返しても冷や汗が出ます。
この記事では、過去の私のように自爆する男性を一人でも減らすべく、「相手を説得してやらせる」ためではなく、「今の関係を壊さずに、自分の価値観を少しだけ共有する」ための、安全な立ち回り方をお話ししていきます。
「自分だけじゃないんだな」って、コーヒーでも飲みながらリラックスして読んでみてくださいね。
NTR願望は彼女・妻に伝えるべき?
すべての性癖を必ず共有する必要はない
そもそも論なんですが、自分の性癖ってパートナーに絶対に伝えないといけないものなんでしょうか。
これ、過去の痛い経験からハッキリ言えるんですが、すべての性癖をオープンにする必要なんて全くありません。お互い人間なんだから、心の中に自分だけの秘密の部屋があったって全然いいんです。
「愛しているから全部知ってほしい」って、一見ロマンチックに聞こえますけど、相手からしたらいきなり重たい荷物をドスンと渡されるようなものなんですよね。まずは「言わないという選択肢も普通にある」と知るだけで、少し肩の荷が下りると思います。
「伝えたい理由」を先に考える
それでも「言いたい」と心が揺れるなら、まずは「なぜ伝えたいのか」を自分の中で徹底的に深掘りしてみてください。
日常のコミュニケーションの延長として「本当の自分を知ってほしい」のか、それとも「隠しながらひとりで処理することに罪悪感や孤独感がある」のか。
ここがフワッとしたまま勢いで切り出すと、相手の反応に振り回されて、結果的にお互い傷つくことになります。自分が何を求めて口を開こうとしているのか、冷静に見つめ直すのが最初のステップです。
実践したいのか、知ってほしいだけなのかを分ける
ここ、めちゃくちゃ重要なポイントです。
あなたが望んでいるのは、「そういう特殊な性癖がある自分を『理解』してほしい」だけですか?それとも、「あわよくば現実で他の男と……というシチュエーションを『実践』してほしい」のでしょうか。
この2つは、似ているようで天と地ほど違います。
理解してほしいだけなら、それは価値観の共有です。でも、実践を求めているなら、それは相手への行動の要求になりますよね。ここをごちゃ混ぜにして伝えてしまうと、いざ話すときに必ずボロが出ます。「自分はどこまで求めているのか」を、まずは自分自身がハッキリさせておきましょう。
いきなり「NTRしたい」と言わない方がいい理由
相手が意味を誤解する可能性がある
自分の中で気持ちが整理できたとしても、ある日突然「実は俺、NTRが好きなんだよね」と切り出すのは、マジで自爆テロに等しいです(笑)。絶対にやめましょう。
私たち男性は、ネットやAVのジャンルとして「NTR(寝取られ・寝取らせ)」という言葉をわりとライトに使っていますが、一般女性からするとかなり強烈で、得体の知れないワードです。
言葉だけが独り歩きすると、相手の頭の中にはあなたの意図とは全く違う、ドロドロとした最悪のイメージが広がってしまう危険性があります。
「浮気してほしい」と受け取られることもある
一番の地雷パターンがこれです。
あなたが「NTRが好き」と言った瞬間、相手は「え、私に浮気しろってこと?」「他の男に抱かれる私を見て喜ぶって……私のこと、もう愛してないの?」とパニックになります。
私たちは「シチュエーションとしての興奮」と「愛情」を別物として楽しめますが、女性にとって「他の男性と関係を持つこと」は、愛情の崩壊と直結していることが多いんです。最悪の場合、「私を大切に思っていない」と誤解され、信頼関係が一発で吹き飛びます。
性癖の説明と実践の提案は分ける
だからこそ、「こういうシチュエーションの妄想に惹かれるんだ」という【性癖の共有】と、「だから現実でもやってみたい」という【実践の提案】は、絶対に切り離して考えてください。
「こんな妄想をしてしまう自分がいる」と打ち明けることと、「あなたにこれをやってほしい」と頼むことは全く別物です。いきなり専門用語を投げつけるのではなく、相手に誤解させないよう、自分の言葉で「どういう感情に惹かれるのか」を丁寧に言語化する準備が必要です。
NTR願望を伝える前に準備しておきたいこと
いざ「話そう!」と決意しても、丸腰で突撃するのはNGです。ここでは、相手に伝える前に「あなた自身がやっておくべき自己分析」についてお話しします。ここをサボると、相手の質問に答えられなくて変な空気になりますよ(笑)。
自分が何に興奮しているのか整理する
「NTRが好き」と一口に言っても、実は人によってツボが全然違うんですよね。
例えば、「他の男に力ずくで奪われる無力感や屈辱感」が好きなのか、それとも「他の男に抱かれた後、最終的に自分のところに帰ってくるという優越感」が好きなのか。
ここが曖昧なままパートナーに話すと、「つまり、私にどうしてほしいの?」と聞かれたときにフリーズしてしまいます。自分がそのシチュエーションの【どこに】グッときているのか、まずはノートに書き出すくらいの勢いで整理してみてください。
妄想として好きなのか、現実でも興味があるのか考える
ここ、さっきも少し触れましたが、さらに深掘りしておきたい部分です。
「AVや漫画のジャンルとして楽しむのは好きだけど、リアルで彼女が他の男と親しげに話しているのを見るだけでも嫉妬で狂いそうになる」なら、それは完全な【妄想派】です。
逆に「現実でもそういうスリルを味わってみたい」と少しでも思っているなら、アプローチの仕方が全く変わってきます。
ちなみに、このあたりを考える上で「寝取られ(自分が奪われる側)」と「寝取らせ(自分が主導して相手を差し出す側)」の違いを知っておくのはめちゃくちゃ重要です。「寝取られと寝取らせの違いとは?NTR好きでも性癖が違う理由」という記事でも詳しく解説しているので、自分の性癖がどっちに分類されるのか、一度チェックしてみてくださいね。
相手に何を求めるのか明確にする
自己分析ができたら、次は「この話をすることで、相手にどうしてほしいのか」を明確にします。
ただ「そういう性癖があるんだね」と受け入れてほしい(知ってほしい)だけなのか。それとも、プレイ中に「そういうシチュエーションの言葉責めをしてほしい」のか。
ここがブレていると、相手は「で、私は何をさせられるの?」と不安になってしまいます。「ただ知ってほしかっただけ」「少しだけ、妄想の話に付き合ってほしいだけ」など、相手に求めるゴール地点を自分で決めておきましょう。
断られても受け入れる覚悟を持つ
そして何より大切なのが、「拒絶される覚悟」を持っておくことです。
当たり前ですが、彼女や奥さんはあなたの性癖を満たすための道具ではありません。彼女たちには「そんなの絶対に嫌だ」と断る権利があります。
「えー、少しぐらい理解してくれてもいいじゃん」と相手をコントロールしようとするのは絶対にNG。「断られるのがデフォルト」くらいに思っておかないと、いざ拒否された時にあなたが感情的になってしまい、関係に無駄な亀裂が入ってしまいます。
NTR願望を伝えるタイミング
自分の中の準備が整ったら、次は「いつ言うか」です。これ、タイミングを間違えるとどんなに言葉を選んでも一発アウトになるので、マジで気をつけてください。
セックスの最中に突然切り出さない
これ、男が一番やりがちな大失敗です(笑)。
いい雰囲気になって、自分も興奮しているからつい気が大きくなって「ねえ、もし他の男に抱かれたら……」なんて口走ってしまうパターン。
ぶっちゃけ、これ最悪です。女性からすると、「私とのセックスに集中してないの?」「結局そういう目線でしか私を見てないんだ」と、一気に冷めてしまいます。最悪、途中で拒絶されてその日は終了……なんてことになりかねません。性癖の真面目な共有は、ベッドの外でやるのが鉄則です。
喧嘩中や関係が不安定な時期は避ける
これも言うまでもないことですが、二人の関係がギクシャクしている時に、こんなデリケートな爆弾を投下するのはやめましょう。
「最近セックスレス気味だから、ここらでカンフル剤として……」なんて安易に考えて伝えると、「ただでさえすれ違ってるのに、さらに訳の分からない性癖を押し付けられた」と修復不可能なダメージを与えかねません。こういう話は、お互いの信頼関係がしっかり安定している「平時」にこそするべきです。
落ち着いて話せる時間を選ぶ
じゃあいつがいいの?という話ですが、おすすめは「日常の延長線上で、お互いリラックスしている時」です。
例えば、休日の午後にお茶を飲みながらくつろいでいる時や、夕食後にお酒を飲みながらダラダラとテレビを見ている時など。「ちょっと真面目な話があるんだけど」と重苦しい雰囲気を出すのではなく、「ちょっと聞いてほしいんだけどさ」くらいの、フラットで落ち着いたトーンで切り出せるシチュエーションを選んでみてくださいね。
NTR願望の伝え方|最初は小さく共有する
いよいよ実践編です。ここからは、相手に警戒されず、かつ関係を壊さないための「ジャブの打ち方」を解説していきます。
ポイントは、とにかく「最初は小さく」です。いきなりフルスイングで自分の性癖をぶつけるのではなく、相手がいつでも逃げられる隙間を作りながら、少しずつ共有していきましょう。
まず「性癖について話してもいい?」と確認する
これ、意外とやらない人が多いんですが、めちゃくちゃ重要です。
いきなり「実は俺さ……」と話し始めるのではなく、「ちょっと自分の性癖というか、恥ずかしい話なんだけど、聞いてもらってもいい?」とワンクッション置いてください。
ここで相手が「え、何それ怖い」と露骨に嫌な顔をしたり、疲れていて聞く耳を持たなそうなら、その日は撤退する。この「相手に聞く準備ができているか確認する」というプロセスを踏むだけで、相手のパニックをかなり軽減できます。
自分の感覚として話す
話すときは、「こういうのってエロいじゃん」という一般論ではなく、「自分はこういうシチュエーションにどうしても惹かれてしまうんだ」という【アイメッセージ(私を主語にした話し方)】を徹底してください。
「他の男に……っていう妄想をしてしまう自分がいて、そんな自分に戸惑うこともあるんだけど」といったように、少し自分の弱さを見せるくらいのトーンがベストです。ドヤ顔で「俺の性癖すげーだろ」と語るのではなく、あくまで「自分の内面を打ち明ける」というスタンスを崩さないようにしましょう。
相手に同意を求める話し方にしない
「ね、わかるでしょ?」「ちょっとは興奮するよね?」
……これ、絶対に言っちゃダメなやつです(笑)。
自分の中で盛り上がっていると、つい相手にも同じ感覚を求めてしまいがちですが、女性からすれば「わかるわけないだろ!」の一言に尽きます。相手に共感や同意を強要すると、一気に「押し付けられている」と感じて心が閉ざされてしまうので、「ただ俺がそう思っているだけ」という境界線はしっかり引いておいてください。
「嫌ならやらなくていい」と明確に伝える
もし、少しでも現実での実践(あるいはプレイ中の言葉責めなど)を視野に入れているなら、提案の直後に必ず「逃げ道」を用意してあげてください。
「もちろん、君が嫌なら絶対にやらないし、ただ俺の頭の中の話だから気にしないで」
「こういう妄想が好きってだけで、リアルで君を傷つけたいわけじゃないから安心して」
この一言があるかないかで、相手の安心感は全く違います。「この人は私の気持ちを最優先してくれている」と伝われば、性癖の告白が原因で二人の関係が壊れるリスクはグッと下がります。
その場で返事を求めない
重たいカミングアウトをした後って、どうしても早く相手の反応が知りたくて「……で、どう思う?」と詰め寄ってしまいがちですよね。私も昔、沈黙に耐えきれなくてこれやって自爆しました。
でも、相手の頭の中はショート寸前です。「そうなんだね」と消化するまでに時間がかかるのが普通なので、「今すぐどうこうって話じゃないから、ただ聞いてほしかっただけなんだ。ありがとう」と、サクッと話を終わらせてあげるのが大人の余裕です。
避けたい伝え方
伝え方のコツを押さえたところで、逆に「これをやったら一発でアウト」というNGパターンも共有しておきます。焦っている時や、相手の反応が悪くてパニックになった時ほど、男は無意識にこれをやってしまうので要注意です。
「普通みんな興味あるよ」と一般化する
「ネットじゃ結構普通だよ」「男はみんなこういう妄想する生き物だから」
……これ、相手を説得しようとして口走りやすいんですが、最悪の言い訳です。
彼女にとって「他の男がどう考えているか」なんて全く関係ありません。「普通」という言葉で自分の特殊な性癖を正当化しようとする姿勢は、ただの責任逃れに見えますし、何より「私の気持ちを無視して一般論で丸め込もうとしている」と不信感を与えてしまいます。
「俺のことが好きならやって」と迫る
もし万が一、これを言ってしまったことがあるなら、今すぐ猛省してください(笑)。これは完全な精神的DV、モラハラです。
愛情と性癖の同意を天秤にかけるのは、最も卑怯なやり方です。「愛しているなら受け入れてくれるはず」というのは、単なる男側の都合の良い幻想。相手が断ってきた時に「じゃあ俺のこと愛してないんだね」なんてすねるのは、関係を決定的にぶち壊す劇薬でしかありません。
AVや他人と比較する
「あのAVでもやってたじゃん」
「友達の彼女は理解してくれたらしいよ」
これも地雷ですね。彼女はAV女優でもなければ、あなたの友達の彼女でもありません。他の女性と比較されて、「なんでお前はできないの?」というニュアンスを感じ取った瞬間、女性のプライドと愛情はズタズタになります。目の前にいるパートナーだけをしっかり見て話してください。
断られても繰り返し説得する
勇気を出して伝えたのに、「ごめん、それは無理。気持ち悪い」とバッサリ切られることもあるでしょう。ショックですよね。わかります。
でも、そこで「いや、でもさ!ちょっとだけなら……」と食い下がるのは絶対にやめてください。
「無理」と言われたら、そこが一旦のゴールです。何度も説得しようとするのは、「共有」ではなく「強要」。しつこくすればするほど、あなたへの嫌悪感が膨れ上がり、修復不可能な溝ができてしまいます。
彼女・妻に拒否されたらどうする?
どれだけ言葉を選んで慎重に伝えても、「ごめん、そういうのは本当に無理」「気持ち悪いと思っちゃうかも」と拒絶される可能性は当然あります。
ぶっちゃけ、これを言われた時の男のダメージって計り知れないですよね。「本当の自分を否定された」「もう男として見てもらえないかも」と、目の前が真っ暗になる気持ち、めちゃくちゃ分かります。
でも、ここで自暴自棄になったり、相手を責めたりしないでください。拒否された時にどう受け止めるかが、今後の二人の関係を決定づけます。
性癖そのものを否定されたとは限らない
まず知っておいてほしいのが、彼女は「あなたの存在」や「あなたそのもの」を否定したわけではない、ということです。
彼女が拒絶したのは、あくまで「他の男が介在するシチュエーション」という特異な概念に対してです。
一般的に、女性にとって「大好きなパートナーが他の男に自分を抱かせようとする」あるいは「そういう妄想をしている」というのは、バグのような情報です。パニックになって強い言葉を使ってしまうこともありますが、それは防衛本能であって、あなた自身を嫌いになったわけではありません。ここを混同して「俺のこと嫌いなんだろ!」と逆ギレするのは絶対にやめましょう。
「理解」と「実践への同意」は別
そして、もう一度立ち返ってほしいのが、「理解」と「実践」の違いです。
「実践するのは絶対に嫌だけど、あなたがそういう妄想で興奮してしまうこと自体は理解した。でも私には振らないでね」というスタンスなら、それはある意味で「共有」の成功です。
これって、実はすごく大きな一歩なんですよ。「秘密を抱え込んでいる罪悪感」からは解放されたわけですから。彼女の中で「この人はそういうファンタジーが好きなんだな」というデータが一つ追加されただけで、今後の関係が少し風通し良くなることもあります。
一度断られたら無理に説得しない
先ほどNG行動でも触れましたが、一度「NO」を突きつけられたら、潔く引き下がるのが鉄則です。
「じゃあ、言葉責めだけでも」「他の男じゃなくて、おもちゃなら……」と、条件を少しずつ下げて妥協案を引き出そうとするのは、完全に逆効果。相手からすれば「結局自分の性欲を満たしたいだけじゃん」と見透かされてしまいます。
「そっか、嫌な思いさせてごめんね。無理言って悪かった。この話はもう終わり!」と、明るくあっさり引くこと。この引き際の良さが、相手の警戒心を解く最大の鍵になります。
妄想として楽しむ選択肢もある
拒否されたからといって、あなたの性癖を封印して無理に「普通の性癖」に戻ろうとする必要はありません。
「リアルで共有するのは無理だった。でも、自分だけの脳内ファンタジーとして楽しむ分には自由だ」と割り切るのも立派な解決策です。
自分の中だけで楽しむと決めたなら、それはもう誰にも迷惑をかけない趣味の領域。彼女には彼女の価値観があり、自分には自分の性癖がある。それを無理に交わらせようとしなければ、これからも良い関係を続けていくことは十分に可能です。
相手が興味を示した場合もすぐ実践しない
逆に、あなたが思い切って伝えた結果、「……実は私も、少しそういうの興味あるかも」と、予想外に好意的な反応が返ってくることも稀にあります。
これ、言われた瞬間は「マジで!?よっしゃ!」と天にも昇る気持ちになるんですが……ここで一気にアクセルを踏み込むと、ほぼ確実に取り返しのつかない大事故を起こします。
お互いが何を想定しているか確認する
「興味ある」という言葉の裏には、とんでもない認識のズレが潜んでいることがよくあります。
例えば、彼女は「AVみたいなシチュエーションを、あなたと二人きりで(言葉責めやロールプレイとして)やることに興味がある」と言っているのに、あなたは「実際に他の男を呼んでくることに同意してくれた!」と勘違いしてしまうパターン。
これ、いざ実行する段階になって「え、リアルに知らない男を呼ぶなんて聞いてない!」と修羅場になるのがオチです。
お互いの頭の中にある「これならOK」のラインがどこなのか。言葉責めなのか、見知らぬ人とのチャットなのか、それともリアルな行為なのか。ここを徹底的にすり合わせずに前に進むのは、目隠しで高速道路を走るようなものです。
「嫌になったらやめられる」ことを共有する
もし、具体的なアクションに進むことになったとしても、絶対に忘れてはいけないのが「いつでもストップできる権利」です。
女性の場合、最初は好奇心で「やってみようかな」と思っても、いざその状況になると強烈な嫌悪感や恐怖を感じることがあります。その時に「もう無理、やめたい」と言えるセーフティネットがなければ、彼女は心に深い傷を負うことになります。
「もし途中で少しでも嫌だと思ったら、必ず言って。その瞬間、何が何でも即座にやめるから」
この約束を事前に交わし、そしていざという時には文字通り【即座に】すべてを中断する覚悟を持っておいてください。
嫉妬や後悔が起こる可能性も話しておく
これ、実は提案した男性側(あなた)にも起こる現象です。
「他の男に抱かれる彼女を見て興奮したい」と望んでいたはずなのに、いざその状況(あるいはそれに近いシチュエーション)を目の当たりにしたら、想像を絶する嫉妬心で頭がおかしくなりそうになった……という失敗談、界隈では山のようにあります。
「NTRが好きだと思っていたけど、現実は全く別物で、彼女を汚されたような怒りしか湧かなかった」と後悔しても、もう時間は戻せません。
「やってみて、お互いどんな感情になるか分からないよね」「もし嫉妬で苦しくなったら、正直に言おうね」と、想定外の感情が湧くリスクについても、二人で冷静に共有しておくことが、最後の安全装置になります。
どうしても価値観が合わない場合もある
ここまでいろいろと「関係を壊さないための伝え方」をお話ししてきましたが、どんなに言葉を尽くしても、どんなに思いやりを持って伝えても、どうしても埋められない価値観の壁にぶつかることはあります。
「私の前でそんな話、二度としないで」と完全にシャットアウトされてしまうこともゼロではありません。
性癖の相性もパートナーシップの一部
拒絶された時、「性癖ごときでこんなにショックを受けてる俺がおかしいのかな」なんて自分を責める必要はありません。
食の好みや金銭感覚が合わないと生活がしんどいのと同じように、性癖の相性だって、立派なパートナーシップの一部です。「本当の自分を共有できなかった」という寂しさは、あって当然の感情なんですよね。
だから、「合わなかったこと」自体を重く受け止めすぎないでください。「彼女が冷たい」わけでも「あなたの性癖が異常」なわけでもなく、ただ単に「その部分のピースが合わなかっただけ」なんです。
ただし性癖だけで今の関係を捨てる必要はない
じゃあ、ピースが合わなかったら別れるしかないのかというと、全然そんなことはありません。
冷静に考えてみてください。今の彼女や奥さんとは、性癖以外の部分で惹かれ合って一緒にいるはずですよね。一緒にご飯を食べている時が楽しいとか、辛い時に支えてくれたとか、そういう「NTR願望を満たすこと以上に大切なもの」があるから、今の関係を壊したくないと悩んでいたはずです。
「この性癖を共有できないなら一緒にいる意味がない!」と極端に走るのではなく、「この部分だけは自分の心の中の秘密の箱にしまっておいて、彼女とはそれ以外の99%の幸せを大切にしよう」と割り切るのも、大人の男としての立派な選択肢です。
将来の相手探しでは価値観を重視する方法もある
とはいえ、もし今のあなたがまだ独身で、「どうしてもこの性癖を分かち合える人と生きていきたい」という思いが強すぎるなら、無理に今の関係に縛られる必要もないと私は思っています。
最近は、あらかじめ自分のディープな性癖や価値観をプロフィールに設定して、最初から「それがOKな人」だけを探せるようなマッチングサービスも増えてきています。
「隠して付き合って後から揉める」くらいなら、最初から価値観の合うパートナーを探す道を選ぶのも、決しておかしなことではありません。あなたが何を一番大切にして生きていきたいか、焦らずにゆっくり考えてみてくださいね。
まとめ|NTR願望は「同意させる」のではなく「共有する」
いかが……なんて教科書みたいなまとめ方はしません(笑)。
ここまで読んでいただき、本当にお疲れ様でした。かなりディープで、頭を使う内容だったと思います。
NTR・寝取られ・寝取らせ……こうした少し特殊な性癖は、自分ひとりの頭の中で楽しんでいる分には最高のエンタメですが、現実のパートナーを巻き込もうとした瞬間に、ものすごく取り扱いが難しい爆弾に変わります。
過去の私がそうだったように、「自分の性癖を相手に実践させよう」とか「分からせよう」とすると、ほぼ100%の確率で大切な人が傷つき、関係がぶっ壊れます。
そうではなく、あくまで「こういう感情に惹かれる自分もいるんだ」ということを、相手が安心できる形で【そっと共有する】こと。そして、相手の「無理」「嫌だ」という感情も、自分の性癖と同じくらい尊重すること。
これを忘れない限り、あなたがパートナーに嫌われたり、関係が修復不可能になったりすることはありません。
「言いたい、でも怖い」と悩んでいる時点で、あなたは相手のことを本当に大切に思っている優しい人です。
焦る必要は全くありません。「今日はやめておこう」と思ったら、またいつものように一人でこっそり妄想を楽しむ夜に戻ったっていいんです。
あなたとパートナーにとって、一番心地よい距離感と答えが見つかることを、同じ沼を経験した先輩として影ながら応援しています。